ハリネズミについて

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分類
ハリネズミ目ハリネズミ科
ネズミの仲間ではなく、モグラに近い動物です。
よく見かけるハリネズミさんは、アフリカハリネズミ属のヨツユビハリネズミです。

ハリネズミ

生態
サバンナ地帯の低木地やステップ、砂漠の岩場、木の根元などに穴を掘って生活します。
夜行性で、単独生活をおくります。
天敵に襲われた時は背中の針をたてて身を丸めて防御姿勢をとります。
また、基本的には冬眠をする動物ですが、日本などの温暖な地域では冬眠はしません。

食性
野生ではミミズなどの無脊椎動物や、甲虫、蝶などの幼虫、ナメクジなどが主食で、時には野菜や果物なども食します。飼育下ではペレットを中心に野菜やミルワームなどの昆虫類を与えます。

寿命
野生では3~5年と言われていますが、飼育下では6~10年です。

品種
ヨツユビハリネズミが主ですが、オオミミハリネズミもわずかに飼育されています。
ヨツユビハリネズミは針色によりノーマル、プラチナ、アルビノ、シナモンなどバリエーションがあります。

習性
基本的に臆病な性格ですが、環境に慣れると活動的になります。嗅覚や聴覚が優れています。
見慣れないものに遭遇したり、強いにおいをかいだ際に、唾液を針に塗りつける行動をとります。
これを香油塗り(アンチング)といいます。

体の特徴
背中の針は約5000本といわれています。
前肢は5本、後肢は4本で、ヨツユビハリネズミの由来はここからきています。
頭頂部の中心は針が生えていない、無針部があります。
突き出た鼻と丸い目は豚をイメージさせることからhedgehog(ヘッジホッグ)の由来となっています。

環境
理想環境温度は24~30℃で、夏場は熱中症などに注意しエアコンで、冬場は冬眠に注意し保温器具で温度管理を行います。