うさぎについて

ウサギさんは基本的に暑さに弱く寒さに強い動物です。

分類
ウサギ目ウサギ科
一般的に飼育されているウサギさんはアナウサギ属で日本の野生には存在しません。

ちなみに・・・・
野生のウサギさんは

ノウサギ属 ユキウサギ
ニホンノウサギ
アマミノクロウサギ属 アマミノクロウサギ

生態
草原や森林、草木のある丘陵地帯に生息します。
群れで行動し、一夫多妻制もしくは成体と仔からなる2~8頭の家族形態をとります。
夜行性ですので夕方から活動性が上がります。

食性
草食性です。牧草をメインに、ウサギさん専用のペレットや野菜を給餌します。
おやつ類はたくさんあげてしまうと、肥満になったり、牧草を食べなくなり、二次的に不正咬合を起こす原因になることもあります。

寿命
5~7年と言われていますが、近年では7年以上にまで延びてきています。

品種
ネザーランドドワーフやホーランドロップ、レッキス、ミックス種であるミニウサギなどが最近よくみかける種になります。
そのほか、ジャージーウーリーやアメリカンファジーロップ、ジャパニーズホワイト、ドワーフホト、大型種のフレミッシュジャイアントなどたくさんの種類があります。

うさぎ

習性
縄張り内では縄張り意識が強く、好奇心旺盛で、下顎腺のすりつけによるマーキング(チンマーク)や、部外者に対し地面を蹴って怒る行為(スタンピング)をします。

性格は一般的に温厚とされていますが、神経質で臆病な面もあり、環境の変化で拒食したり、調子が悪くなることがあります。

また、捕食される側の動物ということもあり、目を開けたまま寝ます。
盲腸便というアミノ酸やビタミンなどを含む特殊便を食べ、これを食糞といいます。

うさぎ

体の特徴
大きなお耳は、集音効果のほかに熱の放散をして体温を調節しています。
前肢は5本、後肢は4本で、肉球はなく、足の裏の毛はクッションの役目もあります。

捕食動物から逃げるのに体を軽くしているため、ウサギさんの骨はとても折れやすいので注意が必要です。
目は頭の側面に位置しており、広範囲をみることができます。片目で約190度見れると言われています。

マーキングに使用する臭腺はあごの下、鼠径部、肛門部の3つあります。
歯は常生歯といって、常に伸び続けます。
牧草を食べることで摩擦で歯の長さを調整します。

環境
最適環境温度は16~22℃、湿度は30~70%といわれています。
ウサギさんは基本的に暑さに弱く寒さに強い動物です。夏場は熱中症などに注意が必要です。