分類
齧歯目デグー科
出生地により、チリデグー、ペルーデグー、フサオデグーの最低でも3種が存在し、ペットとして飼われているのはフサオデグーと考えられています。
生態
南米チリの中部高地に生息し、山岳の低木岩石地帯に暮らしています。
野生化では昼行性とされていますが、環境にとても順応です。
少数のオスと多数のメスで群れになり、岩穴に巣を作り生活します。
食性
齧歯目ですが雑食性ではなく、完全繊維系草食動物です。
糖分の代謝が低い体質であると考えられており、高栄養のおやつ類を多給すると糖尿病になる危険性があります。
寿命
5~8年と言われていますが、まれに10年以上生きる場合もあります。
品種
もともとの色である、保護色のアグーチ色が大半ですが、ブルーやブラック、パイドなど毛色によりバリエーションがあります。
習性
昼行性のため人とコミュニケーションが取りやすく、スキンシップを重ねると信頼関係が成立しやすいとされています。
このため、単独飼育では懐かせやすく、多頭飼いですと仲間意識が強くなり人慣れしにくくなります。
学習能力も高いため、お世話や看護には注意が必要です。
きれい好きなため、砂浴びが必要になります。
体の特徴
聴覚にすぐれており、大きな耳を持ちます。血管が耳の辺縁より離れて走行しているため、血行不良や寒さなどで壊死が起こり、ギザギザになることがあります。
前肢は4本、後肢は5本で、パッドが突起状に突出しており、器用に手を使います。
足裏に毛はありません。
歯は、ウサギ・チンチラと同様、常に伸び続ける常生歯です。
牧草を食べることで長さが調整されます。
環境
理想環境温度は20℃前後で、暑さに弱いため夏場は熱中症などに注意しエアコンで、冬場はペットヒーターなどで温度調節が必要です。